イナダで作る刺し身と兜煮

日曜日は朝から魚の下ごしらえ、ということで7時位に目が覚めて、イナダを捌きにかかった。

まな板にのせてみるとやはり大きい。お店でも大きいとは思っていたけど家の中で見るとね、やっぱり大きい。

まずは鱗をとってから頭を落とし、内臓やらエラやらを取り除く。それからよく水洗い。エラをとるのに随分手間取ったけど、なんとかした。キッチンバサミを使えばよかったかもしれない。
最初の1尾は柵取りまでして、残りの2尾は3枚おろしまで。ここまでの作業で1時間以上かかってしまった。一番時間がかかったのは頭をキレイにするところだった。せっかくの大きな魚だし、頭にも身がたくさんついているから捨てるのは忍びない。美味しくいただくことにした。

威勢よく売られてはいたけれど、これは養殖物だと思う。このサイズの天然物にしては脂肪が多いような気がした。

午前中は下ごしらえだけにして午後から2回戦。頭で兜煮を作ることにした。カマは取り外した。これは別途塩焼きにする予定。

頭を割って最初に湯で煮てアク取り。15分ほど煮たら今度は酒、みりん、醤油、砂糖、水の出汁で煮付ける。臭み消しのショウガがなかったのでネギの青い部分で代用。落し蓋をして20分くらい煮てとりあえず完成した。

刺し身は柵取りした身から皮を剥いで切って盛り付けただけ。お刺身の一部と兜煮もつくったうちの3割分くらいだけ。兜煮は濃い目の出汁で煮たので数日は日持ちしてくれるはずだ。

さて味の方はというと刺し身は普通かな。新鮮さが感じられるわけでないし、かといって釣りたてを寝かせて熟成させた、という感じでもない。養殖物の冷凍物を解凍して提供しました、的とでも言おうか。安いから仕方ないね。

兜煮は最初臭みを感じたように思ったけどそれほどでもなく、食べてみたら美味しかった。でもやっぱりショウガはあったほうがいいね。

酒は日本酒、釣りのときに飲まなかったのを飲んだ。今回の日本酒は樽酒で、昔はすごく好きだったのにあまり美味しく感じなかった。甘ったるい、って感じ。昔は甘口が好きだったけど今は淡麗辛口なのがいいかな。それか別の酒かな。

イナダ三昧、というかイナダ地獄、というか。今週頑張って食べないとな。

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