欲しかったチュピタンサス

学生の頃、ずっと平松愛理さんが好きだった。車のBGMはいつも愛理さんだった。彼女のアルバムはもちろん全部持っていたけど、結婚して、いい年になって、一部はmp4で残したけど全部処分してしまっていた。当時一番好きだった曲「チュピタンサスの木」。この曲のはいったアルバム「Erhythm」はバックアップをとっていなくて、ずっと後悔していた。悲しい恋の歌。

それが最近、ふとAmazonを見ていて中古で売られていることを知った。その価格わずか3円。送料が256円で送料のほうが高い。27年前のアルバムだもの、そんなものなのかな。もちろん即注文。

このアルバムはすごく好きで、中でも「思い出のOld number」「チュピタンサスの木」「マイ セレナーデ」の3曲が好き、そして「チュピタンサスの木」は特別だった。
どうしてもチュピタンサスが欲しくて、当時はインターネットなんてなかったから辞典で調べて、当時付き合っていた彼女にも調べてもらったけどわからなくて、架空の植物?なんて思っていた。アルバムを手に入れたのを機に調べてみて発見、一般的には「ツピタンサス」という名前で、調べるとAmazonでもYahooでも買える!、ということがわかり近々注文しようと思っていた。

今日たまたま買い物でホームセンターに立ち寄ったときに、ひょっとしたらガーデニングコーナーにあるかも、と思って探してみたらありました!。「チュピタンサス」でも「ツピタンサス」でもなく「ツピダンツス」。でも、事前に調べて葉の形や付き方がわかっていたからコレだってピンときた。最初は大きな株しか置いてなくて1万円近くして躊躇していたけど、お手軽な株が2,980円で売られているのを発見、即買いした。
更に調べると属名が「Tupidanthus」、確かにどの読み方でも大丈夫そう。そりゃわからないわけだ。そしてこの属名、昔は「Tupidanthus」だったけど、今では「Schefflera」に変わっており、ひょっとしたら5年後にはもう見つけられなかったかもしれない。運命的な出会いだったのかな。

旧名「Tupidanthus calyptratus」
新名「Schefflera pueckleri」
自分にとってはやはり「チュピタンサス」の木だ。この木のことをわかってくれる人と出会うことはもうないと思う。大きくなってしまった枝をそっと切る、そんな時が来るまで大切に育てたい。

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