ナマズをフィレに、きつい

持ち帰ったナマズ、特定外来生物なので法律上は生かしたまま持ち帰ることが出来ない。今回、釣り終わりで暗くなってしまって現地で締めることが出来ず、水抜きで持ち帰った。但しそれでは死ななかったわけで。

ナマズはとても生命力が強く、家に帰ってもまだ生きていた。もちろん締めるのだが、生き物を殺めるのは辛い。血抜きを兼ねて水を張ってからナイフでエラを切ったりするけれどあっさりと死んでくれない。骨が硬くて一発で締められない。何度も作業して実際締まってくれるまで4時間近くかかった。

とにかく作業を翌日に持ち越したくなかったので、柵取りまでは必ず終わらせておきたい。ナマズたちをシンクに落とし、まずは熱湯をかけてぬめり取りから。

熱湯で一発。ぬめりは黄色い粘膜状になって包丁で小削ぎ取れる。ぬめりが身につくと臭みの原因になるとのことなので、柵取りする前にこの作業。そして水洗い。
このあと内臓をとって3枚に下ろすんだけどそれはもう大変。とにかく骨が固くて。相応にしっかりした、そしてよく研がれた出刃包丁じゃないとさばききれない。ナマズなんて生半可な気持ちで持って帰っちゃいけない。

それでもまあなんとか、皮もはいで柵取りまで完了。相当体力を消耗した。事前の知識通り黄色がかった身。でもこれ小さい方で大きい方は黄色みの割合が少ないように思えた。

臭みが強いという知識を仕入れておいたので、とにかく脂の蓄積されるところは大胆に切り捨てた。供養のつもりで食べるとしても、まずくては意味がない。
軽く水気をとってジップロックに入れる。既に日が変わってしまったし、もうコレ以上の作業は無理。それにしばらく漬け込んでさらなる臭み取りに励みたい。

チューブにんにくとチューブしょうが、それを酒でといてジップロックにイン。空気を抜いてそのまま冷蔵庫に保管することにした。残りの作業は明日、だ。
あとはフライと唐揚げ、衣付けするだけ。3回か4回分くらいの酒の肴になるかもしれない。明日の朝にでもやりきってしまおう。

そして実際食べてみて。まずかったらもう釣るのはやめることにしよう。

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