駅前のパチンコ屋がなくなって葬儀屋になることがわかったのは去年だったか今年のはじめだったか。その時は気にも留めていなかったけど、線路を挟んだ反対側のパチンコ屋の駐車場だった場所の造成が始まっていることに気がついた。
駐車場というのは名ばかりでただの野原状態。それだけに野草もたくさん生えていた。駅を利用するときはいつも変わった野草がないか眺めながら歩いていた。そんな野原に重機が入って雑草が綺麗に取り払われていた。
看板近くに生えているノビル。たくさん生えていたのに、残っているのはほんの僅かしかない。そしてこれも看板の支柱が取り払われて、なくなってしまう運命か。
そういう状況を見たせいかもしれないけれど、都内のクライアント先で見た景色が少し悲しかった。高層ビルの窓から見える景色、特に夜はライトアップで壮観ではあるけれど見えるのはビルばかり。自然は何一つない。東京と同じになってしまうなんてありえないけど、緑が徐々に減っていくのがとても悲しく思えてた。
アルプスの少女ハイジ、アルムの山とフランクフルト、ハイジの気持ちがやっと理解できたかもしれない。
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